From the Garage #05 -守りたいものが増えたら、暮らしにちょっとした工夫を。
From the Garage -ガレージから始まる、私たちの話-
K-Garage PRO DIVISIONのメンバーが、製品への想い、業界への視点、事業部の日常を自分たちの言葉で綴るシリーズです。スペック表には載らない、人間くさい話をここから届けます。

こんにちは。K-Garage PRO DIVISIONの岩井です。
楽器、オーディオ、レコード、車、バイク。そして、大切な家族やペット。好きなものが増えていくほど、暮らしは楽しくなります。そして同時に、守りたいものも増えていきます。
小さな子どもには触ってほしくない電源周り。ペットがいたずらしないか気になるケーブルや機材。勝手に開けてほしくない収納。万が一にも倒れてほしくない家具や棚。
だったら、好きなものを遠ざけるのではなく、安心して一緒に暮らせるように、ちょっとだけ工夫してみる。今回のFrom the Garageは、そんなお話です。
MOMMY’S HELPERって、何?
今回ご紹介するのは、MOMMY’S HELPER(マミーズヘルパー)。名前から想像できる通り、子育てをサポートするために生まれたアメリカのブランドです。
MOMMY’S HELPERが向き合っているのは、毎日の暮らしの中にある小さな困りごと。
「これ、ちょっと危ないな」
「ここ、開けてほしくないな」
「もう少し簡単に対策できないかな」
暮らしそのものを大きく変えるのではなく、シンプルなアイデアで、気になるところにちょっとした安全をプラスする。そんな製品を作っているブランドです。
でも、なぜ楽器屋がMOMMY’S HELPER?
「なぜキクタニミュージックが育児用品?」——確かに、MOMMY’S HELPERはギターでもアンプでもエフェクターでもありません。
でも、私たちの身の回りを少し見渡してみると、意外と話はつながってきます。ホームスタジオには、電源タップやケーブルがある。ラックには大切な機材が並んでいる。棚には工具やメンテナンス用品、レコードやオーディオのコレクション。ガレージへ行けば、車やバイクのパーツや工具など、さらにいろいろなものが増えていきます。
そこに、小さな子どもやペットとの暮らしが加わったらどうでしょう。昨日までは何でもなかった場所が、突然、
「ここ、ちょっと危ないかも。」という場所になることがあります。
音楽を楽しむ場所と、生活する場所。実際には、そんなにはっきり分かれているわけではありません。だから私たちは、楽器そのものだけでなく、音楽のある暮らしを少し快適にするものにも目を向けてみたいと思っています。MOMMY’S HELPERも、そのひとつです。
そして、まず目に入るのがこのパッケージ。
MOMMY’S HELPERを見て、私たちが最初に気になったのが、このパッケージです。ちょっとアメリカンで、ちょっとレトロ。そして、ちょっと小洒落ている。いわゆる「ベビー用品」というイメージとは、少し違う。
ガレージの棚に置いてあっても、なんとなく馴染む。工具やパーツ、ケーブルなんかと一緒に並んでいても、それほど違和感がない。

実用品だけど、ちょっと格好いい。このアメリカらしい肩の力の抜けた感じも、MOMMY’S HELPERをFrom the Garageで紹介したくなった理由のひとつです。
「育児用品」だけで考えると、ちょっともったいない。
ここからが、今回いちばんお伝えしたいところです。
MOMMY’S HELPERは、もともと子育てをサポートするために生まれたブランド。でも、製品をひとつずつ見ていると、その根底にある考え方はとてもシンプルです。
触ってほしくない。
開けてほしくない。
倒れてほしくない。
これって、子育てだけの話ではないと思うんです。ペットと暮らしている家庭。ホームスタジオの電源周り。大切なものを収納しているキャビネット。レコードやオーディオを置いた棚。工具やメンテナンス用品のあるガレージ。
守りたい対象は、子どもかもしれない。ペットかもしれない。大切な機材かもしれない。あるいは、その全部かもしれません。
人も、ペットも、機材も、全部守りたい。
……我ながら、なかなか欲深い話です。でも、その欲張りがほんのひと手間で叶うなら、やってみてもいいんじゃないでしょうか。
MOMMY’S HELPERは、「全部大切にしたい人」のわがままに、ちょっと付き合ってくれるグッズなのかもしれません。
だからK-Garage PRO DIVISIONでは、MOMMY’S HELPERを単なる「育児用品」としてではなく、好きなものに囲まれて、安心して暮らすためのセーフティグッズとして紹介してみたいと思いました。
では、実際にどんなものがある?
現在K-Garageで取り扱っているMOMMY’S HELPERから、4つのアイテムをご紹介します。
Power Strip Safety Cover
電源周りに、ちょっとした安心を。
音楽機材が増えると、一緒に増えていくものがあります。電源です。パソコン、オーディオインターフェース、モニタースピーカー、アンプ、エフェクター……。デスクの下を覗いてみたら、電源タップからACアダプターやケーブルが何本も伸びている。心当たりのある方、多いのではないでしょうか。
Power Strip Safety Coverは、そんな電源タップ周辺への不用意な接触を防ぐためのセーフティカバーです。機材を片付けるのではなく、今の環境にちょっとした安全を足してみる。ホームスタジオを持つ人にも、一度見てもらいたいアイテムです。
Furniture Safety Brackets
人も、ペットも、機材も。「倒れない」は大切です。
レコード棚、収納家具、本棚。好きなものが増えるほど、収納する場所も増えていきます。大人だけならそれほど気にならなかった家具でも、小さな子どもが手を掛けたり、ペットが飛び乗ったりすれば状況は変わります。
Tip-Resistant Furniture Safety Bracketsは、家具の転倒リスクを抑えるためのセーフティアイテム。大切なのは、家具そのものだけではありません。その周りにいる人やペットを守ること。そして結果として、その中や周りにある大切なものを守ることにもつながります。
Cabinet Slide Latch
「ここは開けてほしくない」をシンプルに。
ケーブル、交換用パーツ、工具、クリーナーやメンテナンス用品。音楽部屋やガレージには、意外と「ここは開けてほしくない」収納があります。
Slide Latchは、そんなキャビネットや収納扉へのアクセスを防ぐためのシンプルなセーフティアイテム。すべてを鍵付きの収納に買い替えるのではなく、今ある暮らしを大きく変えずに、必要なところだけ対策する。こういうちょっと気の利いた発想が、MOMMY’S HELPERらしいところです。
Appliance Lok
家の中の「勝手に開けないで」に。
Appliance Lokは、家電などを不用意に開けることを防ぐためのロックです。キッチンやリビングなど、家の中を見渡してみると「ここは開けてほしくない」という場所は意外とあります。
例えば、マイクやカメラを保管しているデシケーター(防湿庫)。「勝手に開けられるのは困る。でも、わざわざ鍵を掛けるほどでもない。」そんな場所にAppliance Lokを付けておけば、気軽に開けにくくすることができます。大掛かりなことをするのではなく、必要な場所に、必要な分だけ対策する。子どものいたずら防止はもちろん、大切な機材をさりげなく守る用途にも使える。
これもMOMMY’S HELPERらしい、シンプルな安全の考え方です。
守りたいものが増えたら。
音楽を楽しんでいるうちに、楽器が増える。
お気に入りのオーディオを手に入れる。
レコードが増える。
車やバイクが趣味になる。
家族が増えたり、ペットとの暮らしが始まったりすることもある。
そうやって暮らしが変わっていけば、
守りたいものも、自然と増えていきます。
私たちキクタニミュージックは、長年、楽器や音響機器を扱ってきました。
でも、楽器を使うのは「人」です。
その人には、音楽を聴いたり演奏したりする時間だけでなく、その周りに毎日の暮らしがあります。
だから、楽器そのものだけではなく、
音楽を楽しむ人の暮らしまで、ちょっと面白くできたらいい。
そんなこともK-Garageでは考えています。
好きなものを諦めるのではなく、
好きなものに囲まれて、安心して暮らす。
そのために、暮らしにちょっとした工夫を。
MOMMY’S HELPER — From the Garageからの、ちょっと気の利いたご提案です。
……ちなみに我が家で一番「触ってほしくないもの」が何かと聞かれたら、たぶん、私の楽器や機材です。まあ、家族からすれば、「いや、それより、これ以上物を増やさないで。」と言われそうですが(笑)。




