Kii THREE BXT
Kii THREEとBXTが生み出す、統合型アクティブシステム
Kii THREE BXTは、Kii THREEとBXTを組み合わせた専用システムです。各ドライバーと専用アンプをDSPが統合制御し、低域再生能力および最大音圧レベルを拡張。システム全体を一体として設計しています。
Kii THREEとBXTが生み出す、一体設計のフルレンジシステム
Kii THREEとBXTが生み出す、一体設計のフルレンジシステム
再生構造そのものを最適化する設計思想
Kiiは、個々のユニットやキャビネットではなく、スピーカーシステム全体を一つの再生構造として設計します。ドライバー配置、アンプ、DSP、キャビネットを統合設計することで、システム全体として最適な再生性能を目指しています。
指向性を保ちながら環境に適応する低域制御
Active Wave Focusing™テクノロジーにより、低域の放射特性をDSPで制御。カーディオイド指向性を形成することで壁面への放射を抑え、設置環境の影響を受けにくい低域再生を実現します。
加算しない。空間の制約を解放するKiiの制御思想
Kiiは空間をDSPで補正するのではなく、スピーカー自体の放射特性と時間特性を制御することで、設置環境による影響を低減することを目指しています。不要な音響エネルギーを加えるのではなく、必要なエネルギーを必要な方向へ届けるという思想が、Kiiのシステム設計の基盤です。
PHYSICS
音響性能を支える物理設計
音響性能を支える物理設計
放射特性を設計する、ドライバー配置とDSP制御
Kii THREE BXTは、前面・側面・背面に配置した複数の低域ドライバーを、それぞれ独立したアンプとDSPによって統合制御します。各ドライバーの出力レベル、位相、時間特性を精密に制御することで、前方へのエネルギーを維持しながら、背面や側方への低域放射を抑制。独自のActive Wave Focusing™テクノロジーにより低域カーディオイド指向性を形成し、壁面との相互作用を低減することで、設置環境の影響を受けにくい低域再生を実現します。
軽量性と剛性を両立する、ドライバーとキャビネット構造
Kii THREE BXTは、各素材が持つ物理特性を活かしたドライバーとキャビネットを採用しています。高域には軽量かつ高剛性なアルミニウム/マグネシウム合金ドームツイーターを採用し、高域信号に対する優れた応答性を実現。低域ドライバーにはアルミニウム振動板を採用し、大振幅時でも振動板の形状変化を抑え、安定したピストンモーションを維持します。さらに、内部補強を一体化した構造発泡ポリウレタン製キャビネットが不要な振動を低減し、ドライバー本来の性能を支えます。
密閉型構造が生み出す、正確な過渡応答
すべての低域ドライバーは密閉型キャビネット内で動作し、バスレフポートを持たない構造を採用しています。密閉型構造と専用アンプ、DSPを組み合わせることで、低域の周波数特性や過渡応答をシステム全体で制御。振動板の動きを精密にコントロールし、入力信号に対して忠実な低域再生を可能にします。物理構造とデジタル制御を一体で設計することで、深い低域まで安定した再生性能を実現しています。
INTEGRATION
システム全体を最適化するDSP統合設計
システム全体を最適化するDSP統合設計
40bit Floating Point DSPが支える、高精度なシステム制御
Kii独自の40bit Floating Point DSPエンジンが、192kHzの高精度処理でクロスオーバー、位相、タイムアライメント、保護制御をリアルタイムに統合管理。各ドライバーと専用アンプを一体のシステムとして制御し、高い再現性と安定した動作を実現します。
Exact Phaseテクノロジーによる、時間軸と位相の最適化
DSPはFIRフィルターによる位相補正とタイムアライメントを組み合わせ、システム全体の時間軸と位相特性を高精度に制御。BXTを追加した場合でもKii THREEとの時間整合性を維持し、入力信号に忠実な波形再生と自然な音像定位を実現します。
リアルタイムDSPが実現する、システム最適化
DSPは再生中も各ドライバーの動作をリアルタイムで監視し、Active Wave Focusing™、クロスオーバー、エクスカーション制御、ドライバー保護などを統合制御。音響特性とシステム全体の動作を常に最適な状態に維持します。
Kii Audioとは、どのようなブランドですか?
Kii Audioは、革新的なオーディオエンジニア、ブルーノ・プッツェイスを中心に2015年にドイツで設立されたハイエンドアクティブスピーカーブランドです。独自のDSP技術とマルチアンプ構成、Active Wave Focusing™による低域カーディオイド指向性を組み合わせることで、部屋の影響を受けにくく、録音された音源を忠実に再現することを目指したスピーカーを開発しています。
他のスピーカーブランドとの違いを教えてください。
Kii Audioは、独自の「Active Wave Focusing™」による低域カーディオイド指向性と、ドライバー、アンプ、DSPを一体で設計する完全統合型アーキテクチャを採用しています。これにより、部屋の影響を受けやすい低域をコントロールしながら、録音された音源を忠実に再現することを目指しています。ホームオーディオとプロオーディオの双方で、高い再現性と一貫した再生品質を提供することがKii Audioの大きな特長です。
プロユース、ホームユースのどちらを想定していますか?
Kii Audioは、プロフェッショナルスタジオとホームオーディオの両方を想定して設計されています。録音・ミキシング・マスタリングに求められる高い再現性と、家庭で音楽を楽しむための自然で忠実な音楽再生を両立。プロの制作現場からリビングでのリスニングまで、用途を問わず一貫した再生品質を提供します。
「Active Wave Focusing™」は、どのような技術ですか?
Active Wave Focusing™は、複数のドライバーをDSPで精密に制御し、時間軸と位相を最適化することで、低域の放射パターンをコントロールするKii独自の技術です。側方・後方への低域放射を抑えながら前方へのエネルギーを維持することで、部屋の影響を受けやすい低域をコントロールし、設置環境の影響を受けにくい忠実な再生を実現します。
一般的なカーディオイドスピーカーとの違いは何ですか?
一般的な低域カーディオイドシステムでは、複数のスピーカーやサブウーファーを組み合わせて指向性を形成することが多くあります。一方、Kii Audioは、1台のスピーカー内に配置した複数のドライバーと独自のActive Wave Focusing™、DSP制御を組み合わせることで、低域カーディオイド指向性を実現しています。これにより、側方・後方への低域放射を抑え、壁や部屋の影響を受けやすい低域の再現性向上を図っています。
なぜアンプを内蔵しているのですか?
各ドライバーを専用アンプとDSPで個別に制御するためです。クロスオーバー、位相、タイムアライメント、ユニット保護をDSPで統合的に制御し、ドライバー、アンプ、DSPを一体のシステムとして設計することで、一貫した再生特性を実現しています。
パッシブスピーカーよりも音質的に優れているのでしょうか?
Kii Audioは、パッシブスピーカーとの優劣を目的とした製品ではありません。各ドライバーを専用アンプとDSPで個別に制御し、クロスオーバー、位相、タイムアライメントを統合的に最適化することで、高い再現性と一貫した再生特性を目指しています。その設計思想と再生性能は、多くのレコーディングスタジオや音楽制作の現場で高く評価されています。
Kii THREEとKii SEVENの違いを教えてください。
Kii THREEは、1500Wのアンプを内蔵したフルレンジアクティブスピーカーです。Kii CONTROLとの組み合わせによる高品位なオーディオ再生に対応し、さらにKii THREE BXTを追加することで、低域再生能力や最大音圧レベルを拡張したフロアスタンディングシステムへ発展させることができます。
Kii SEVENは、600Wアンプを内蔵したコンパクトなアクティブスピーカーです。Active Wave Focusing™を継承しながら、Wi-FiやBluetooth、ネットワークストリーミング機能を搭載し、専用アプリ「Kii Home」によるシステム管理やマルチルーム再生にも対応しています。
大音量でも音が歪むことはありませんか?
Kii Audioは、各ドライバーを専用アンプとDSPで個別に制御し、クロスオーバー、位相、タイムアライメント、ユニット保護を統合的に制御しています。これにより、大音量時でも一貫した再生特性を維持するよう設計されています。アナログ入力(XLR)を使用する場合は、接続する機器の最大出力レベルに合わせてInput Max Levelを設定してください。設定値は24 dBuまたは10 dBuから選択でき、適切に設定することで入力レベルを最適化し、過大入力によるクリッピングを防ぐことができます。
壁際に設置しても問題ありませんか?
Kii Audioは、Active Wave Focusing™により低域カーディオイド指向性を実現し、側方・後方への低域放射を抑制しています。これにより、壁面からの低域反射の影響を受けにくく、一般的なスピーカーと比べて設置場所の自由度を高めています。さらに、壁やコーナー付近への設置による低域特性の変化は、Boundary EQを使用して設置環境に合わせて調整することができます。最適な再生のためには、部屋や設置条件に応じてBoundary EQを設定することをおすすめします。
吸音材やルームチューニングは必要ですか?
Kii Audioは、Active Wave Focusing™による低域カーディオイド指向性により、一般的なスピーカーと比べて部屋の影響を受けにくい設計です。また、Boundary EQを使用することで、設置環境に合わせた低域特性の調整も行えます。一方で、Kii Audioは部屋の音響特性を自動補正するシステムではありません。より理想的なリスニング環境や制作環境を目指す場合は、吸音材や拡散材などによるルームチューニングが有効な場合があります。
EQ機能はありますか?調整した方が良いのでしょうか?
Kii THREEには、Boundary設定やEQなど、設置環境に合わせて調整できる機能を備えています。ただし、通常は初期設定のまま使用することをおすすめします。
Kii THREEは、DSPがクロスオーバー、位相、タイムアライメントを常時制御するとともに、独自のActive Wave Focusing™テクノロジーにより低域カーディオイド指向性を維持するよう設計されています。そのため、基本的な再生性能はユーザーが細かくEQを調整することを前提としていません。
Boundary設定やEQは、壁際への設置や部屋の特性など、設置環境による影響を補正するための微調整機能です。まずは初期設定で試聴し、必要に応じて設置環境に合わせて調整することをおすすめします。
レイテンシーの調整とは何ですか?
Kii THREEでは、入力された音声信号をDSPがリアルタイムで処理し、クロスオーバー、位相、タイムアライメントなどの演算を行っています。用途に応じて、このDSP処理の方式を切り替えることで、レイテンシーと位相特性のバランスを選択できます。
Minimum Latency:音声の遅延を最小限に抑える設定です。DAWでのリアルタイム録音やMIDI演奏、ソフトウェア音源の演奏、映像制作時のリップシンク確認など、低レイテンシーが求められる用途に適しています。
Exact Phase:位相特性を重視した設定です。DSPによる位相・タイムアライメント処理を優先し、各ドライバーの時間整合性を高めることで、ミックスやマスタリングの確認、音楽鑑賞など、再生精度を重視する用途に適しています。
用途に応じてモードを切り替えることで、リアルタイム性を優先する制作環境から、位相特性を重視したクリティカルリスニングまで、目的に応じた再生環境を選択できます。
リスニングポジションによって音像は変わりますか?
Kii Audioは、DSPによる位相・タイムアライメントの最適化と、Active Wave Focusing™による低域カーディオイド指向性を採用しています。これにより、リスニングポジションの変化による音場や音像の変化を抑え、一貫した再生特性を目指しています。
ただし、最適なステレオイメージや定位を得るためには、左右のスピーカーとリスニングポジションを適切に配置することをおすすめします。
どんなジャンルに向いていますか?
Kii Audioは、クラシック、ジャズ、ロック、ポップス、ダンスミュージックなど、幅広い音楽ジャンルに加え、映画や映像コンテンツの再生にも適しています。
DSPによる位相・タイムアライメントの最適化と、Active Wave Focusing™による低域カーディオイド指向性により、音楽の細かなニュアンスから映画の台詞、効果音、低域表現まで、収録された情報を一貫した再生特性で描き出します。
小音量でも音楽のバランスは崩れませんか?
Kii Audioは、DSPによるクロスオーバー、位相、タイムアライメントの統合制御と、Active Wave Focusing™による低域カーディオイド指向性により、音量に左右されにくい一貫した再生特性を目指して設計されています。
そのため、小音量でも音像や帯域バランスを維持しやすく、音楽や映画の細かなニュアンスまで自然に楽しむことができます。
長時間聴き続けても疲れませんか?
Kii Audioは、DSPによる位相・タイムアライメントの最適化と、各ドライバーを統合制御する設計により、一貫した再生特性を目指しています。
録音された音源を忠実に再現することを重視したニュートラルなサウンドは、長時間の音楽鑑賞や制作環境にも適した設計となっています。ただし、聴き心地や疲労感には、音量や再生環境、個人差なども影響します。
将来的なアップデートはありますか?
Kii THREE BXTは、ファームウェアアップデートに対応し、機能の追加や動作の改善、システムの最適化に継続して対応します。専用ハードウェアとDSPプラットフォームを活かした設計により、長期的な製品運用を支えます。
電源スイッチがありません。電源は切れないのでしょうか?
Kii THREEおよびKii THREE BXTには、本体に電源スイッチはありません。通常は電源に接続したまま使用し、未使用時は自動的にスリープモードへ移行します。
Kii Audioでは、日常的な使用においては電源を常時接続したままでの運用を推奨しています。長期間使用しない場合を除き、電源を切らずにスリープモードで運用することで、快適にご使用いただけます。
製品に関する質問や修理、購入前の相談窓口を教えてください。
製品に関するご質問、ご購入前のご相談、修理のご依頼などは、当ウェブサイトの「CONTACT」ページよりお気軽にお問い合わせください。
なお、すべての製品はシリアル番号により管理しております。誠に恐れ入りますが、日本正規輸入代理店を通じて販売された製品以外(並行輸入品)につきましては、サポートおよび保証の対象外となりますので、あらかじめご了承ください。
アフターサポートについて教えてください。
Kii Audio製品には、1年間のメーカー保証が付帯しています。保証は、日本正規輸入代理店を通じてご購入いただいた製品に適用されます。
保証期間中に通常の使用状態で不具合が発生した場合は、保証規定に基づき、無償で修理または交換対応を行います。なお、外観上の傷や汚れなど、機能に影響しない外装上の損傷は保証対象外となります。
保証期間終了後も、有償にて修理および部品交換を承っております。修理のご相談は、当ウェブサイトの「CONTACT」ページよりお問い合わせください。