From the Garage #01 -The True Meaning of K-GARAGE PRO DIVISION-
From the Garage -ガレージから始まる、私たちの話-
K-Garage PRO DIVISIONのメンバーが、製品への想い、業界への視点、事業部の日常を自分たちの言葉で綴るシリーズです。スペック表には載らない、人間くさい話をここから届けます。

こんにちは。キクタニミュージック株式会社の岩井と申します。
今回は、2026年に新しく立ち上がった弊社新規事業部「K-Garage PRO DIVISION」について、少しお話しさせていただきたいと思います。
毎日見てきたロゴ、その名前が持つ重さ
私が入社してから毎日のように見てきたものがあります。それは、本社社屋の外に掲げられている「K-Garage」のロゴです。

K-Garageという名前自体は以前より弊社ブランドとして存在しており、特にギター製品などでご存知の方も多いかもしれません。学生時代に触ったことがある方。最初の一本として手にした方。もしかしたら、そんな思い出をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
良い評価も、厳しい評価も、長い歴史の中で多くのユーザーに触れられ続けてきた証拠です。そう考えると、K-Garageという名前には、それだけの価値があると感じています。
すべての挑戦は、ガレージから始まった
また、どんな歴史のあるブランドも、最初の一歩は決して大企業から始まったわけではありません。小さな倉庫。小さな工房。そしてガレージのような場所。そこから挑戦が始まっています。
弊社のモノづくりも創業当時は小さな工場から始まったと聞いています。だからこそ私は、「Garage」という言葉に特別な意味を感じています。それは初心であり、挑戦する気持ちであり、まだ何者でもないところから何かを生み出そうとする精神です。
以前より弊社会長からよく言われてきた言葉があります。「人と違ったことをやらないと。」
この言葉は、私にとって象徴的な言葉です。今の時代、価格だけを追えば、誰でも同じものを、同じ売り方で、同じように並べることができます。しかし、本当に価値のあるものや面白いものは、必ずしも最初から多くの人に理解されるとは限りません。
実際、弊社には「くちびる弦」のようなユーモア溢れる製品があります。初めて聞いた方は何のことだろうと思われるかもしれません。決して大きな市場の製品ではありませんが、誰かがその面白さを信じ、作り続けてきたからこそ今も存在しています。

効率だけを考えれば生まれなかったかもしれない。それでも価値を信じて挑戦し続ける。私は、そんな姿勢もキクタニミュージックの一面だと思っています。
音楽業界への恩返し
そんなことを考えていると、ふと思い出す言葉があります。私が昔から好きなミュージシャンが、「好きなことを見つけられたこと自体がラッキーだった」という趣旨のことを話していました。
そんな中、私は音楽や楽器に関わる仕事に出会うことができました。だからこそ、この業界に少しでも恩返しがしたい。良い製品を届けることも、新しい価値を提案することも、まだ知られていないブランドを広めることも、その一つだと思っています。
2026年、新しい挑戦へ
そして2026年。私たちは新しい事業部に、あえて「K-Garage」の名前を使いました。長く続いてきたブランドへの敬意。ガレージから始まる挑戦の精神。そして「人と違ったことをやる」というキクタニらしさ。そのすべてを受け継ぎながら、新しい市場へ挑戦する。それが、K-Garage PRO DIVISIONです。
私たちは、プロフェッショナルの現場で信頼される本格的な機材を扱いながら、遊び心や挑戦する気持ちを忘れない事業部でありたいと考えています。
Electro-VoiceやDynacordのようなプロフェッショナルオーディオ。Kii Audioのような革新的なオーディオブランド。
そして、まだ日本では知られていない魅力的な製品や自社企画製品。

製品の背景と想いを伝えること
私たちは単に商品を販売するだけではありません。その製品がなぜ存在するのか。なぜ価値があるのか。なぜ面白いのか。その背景や想いも含めて伝えていくことが、自分たちの役割だと考えています。
K-Garage PRO DIVISIONは、プロフェッショナルのための事業部でありながら、ガレージから生まれるような自由な発想を忘れない事業部でもあります。
大量消費の時代だからこそ、“ちゃんと好きになれる道具”を届けたい。価格だけでは測れない価値を伝えたい。そして、人と違ったことを恐れずに挑戦し続けたい。
プロのための道具を、ガレージの精神で。
私たちはこれからも、K-Garageの精神を受け継ぎながら、新しい価値を届け続けていきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。