WHERE SOUND LIVES — ARTIST VOICE Vol.2 “DJ TARO氏”
WHERE SOUND LIVES— ARTIST VOICE
音楽は、見えないインテリアだ。
DJ TARO氏に聞く、EVOLVEがレストランを変える理由
WHERE SOUND LIVES — ARTIST VOICE
音楽を知る人間が、音響を選ぶとどうなるか。
音楽に深く向き合うアーティストやクリエイターたちは、Electro-Voiceとどう出会い、自分の現場や空間にどう取り入れているのか。このシリーズは、DJや音楽家など”音を表現する側”の視点から、Electro-Voiceのリアルな使用体験を伝えるインタビュー記事です。プロの耳が語る、正直な音の言葉を届けます。

この記事で紹介しているスピーカー
ポータブル・パワード・コラムスピーカー・システム
Electro-Voice EVOLVE シリーズ

受賞歴を持つEVOLVEシリーズは、コラムスピーカーシステムのグローバルスタンダードとして高い評価を受けている。最先端のインダストリアルデザイン、EV独自設計のドライバー、そしてプレミアムマテリアルを組み合わせ、クラス最高峰のサウンドクオリティ・出力・信頼性を超コンパクトかつポータブルなパッケージで実現。ブラック・ホワイトの2色展開。
コンパクト
モデル
内蔵モデル
サブ搭載
サブ搭載
J-WAVE ナビゲーター、DJ、そしてレストランBGMプランナーとして活躍するDJ TARO氏。70店舗以上の飲食店で音響と選曲を手がける中で、EVOLVEシリーズと出会い、その可能性を次々と現場で証明し続けている。

DJ TARO氏
1972年1月17日生まれ / ブラジル・サンパウロ出身 / 日本語・英語・ポルトガル語 トリリンガル
J-WAVEの第一線を走るナビゲーター。そして、国際的祭典や洋画プレミアの顔としてレッドカーペットに立つMC(マスターオブセレモニー)。
1998年、長野オリンピック白馬ジャンプ会場の総合MCという大舞台を経て、同年よりJ-WAVE(81.3FM)のナビゲーターをスタート。現在は平日夜の『GARAGE COLLECTIVE』、土曜の『WEEKEND VIBES』でマイクを握る傍ら、TBS『王様のブランチ』のナレーションでもお馴染みの声を届けている。
メディアの枠を超え、映画の祭典でも圧倒的な存在感を放つ。『スター・ウォーズ』『バイオハザード』『スパイダーマン』『アベンジャーズ』『ミッション:インポッシブル』といったメガヒット作のジャパンプレミアMCや、東京マラソンのスタートセレモニーMCを歴任。2026年6月には、映画『Michael/マイケル』のジャパンプレミアにてレッドカーペットMCを遂行。幼少期よりマイケル・ジャクソンの音楽に親しんできた氏にとって、まさに魂の原点に触れる特別なマイルストーンとなった。
表現の根底にあるのは、30年以上のキャリアを持つDJとしてのDNAだ。名だたるクラブやイベントのフロアを沸かせ続け、サウンドプロデューサーとして国内外のアーティストのリミックスも多数輩出。近年はその卓越した審美眼を活かし、銀座のアラン・デュカス系列レストランをはじめ、国内外の高級ブランドのコンセプトストア、ホテルなどのBGMプランニングを手がけるサウンドセレクターとしても手腕を発揮。導入実績は70店舗を超え、音楽の概念を拡張し続けている。
ローラースケート場のDJが、
すべての原点だった。
DJ TARO氏の音楽との出会いは、母親の存在から始まった。母親はミュージシャンとして活動し、ルパン三世の楽曲を手がけた作曲家・大野雄二氏との縁で数多くのレコーディングに参加。幼い頃から音楽が生活の中心にあった。
しかし自身の音楽の入り口は、ボサノバでもブラジル音楽でもなかった。
「クインシー・ジョーンズだったりとか、マイケルも聴いていて、洋楽にすごく気持ちが向いていて。中学1年の時にターンテーブルを買ったんですよ。そこがスタートで。13歳ですね。」
—DJ TARO氏
渋谷に住んでいたDJ TARO氏は毎日のようにタワーレコードやシスコへ足を運び、レコードを買い集めた。そのかたわら、ローラースケーターとしても頭角を現し、高校1年の頃には、光GENJIのインストラクターを担当し、アーティストにヒップホップ×ローラースケートのムーブメントを導入する役割も担った。
そして当時のホームリンクだった後楽園ローラースケートリンク(現・東京ドームローラースケートアリーナ)でのスケートインストラクター業が、DJとしての原点になる。
「自分がローラースケートをベースにやらなきゃいけないことが必然的にあったので、音楽をかけて場内アナウンスをして——これが自分のディスクジョッキーの原点でした。」—DJ TARO氏
18歳で西麻布の小さなクラブにDJとして潜り込み、やがてラジオの世界へ。J-WAVEのナビゲーターとして選曲と喋りを両立しながら、大箱クラブやイベントのDJとしても活躍してきた。

「音楽は、見えないインテリアだ。」
——レストランBGM哲学の誕生
コロナ禍が開いた、新しい扉
転機はコロナ禍だった。飲食店を経営していた経験を持つDJ TARO氏は、店が再びお客さんを迎える準備をする中で、「音楽選曲でお店の雰囲気を変えられないか」という問いに向き合うことになる。最初のきっかけは、銀座の高級フレンチレストランからのオファーだった。
「音楽って、お店においては目に見えないインテリアだと僕は思っているので。目に見えないとどうしてもみんなに軽んじられるところってあるんですけど、でも結局みんなが反応するのは全て音なんですよ。」
—DJ TARO氏
BGMが売上を変える、という確信
DJ TARO氏がレストランBGMにこだわる理由は、音楽への美学だけではない。明確なビジネスロジックがある。
「バーだったら、選曲や音の質感を変えることで売り上げが上がります。それは僕の中で各店舗にきちんとデータを取ってやってるんですけど、本当に上がるんです。」
—DJ TARO氏
料理を一品追加してもらうよりも、飲み物をもう一杯オーダーしてもらう方が利益率は高い。しかし「もう一杯いかがですか」という声がけは、タイミングを間違えると逆効果になる。ところが音楽が生み出す没入感と開放感が、お客さんを自然に「もう少しいたい」という気持ちへと誘う。
「音楽が与えてくれる没入感だったりとか開放感、これがすごく大事で。BGMってバックグラウンドミュージックじゃないですか。僕はバックグラウンドじゃなくて、空間に一緒の位置に音楽があってほしい。」
—DJ TARO氏
現在、DJ TARO氏が音響・選曲を手がける店舗は70店舗以上。銀座の高級フレンチレストラン系列の複数店舗、地方都市のデザイナーズホテル、都内の大型レストラン(約200席)など、いずれも空間へのこだわりを持つ場所ばかりだ。
「こんなことするの?」
——EVOLVEとの出会い
コラムスピーカーへの先入観
DJ TARO氏がEVOLVEシリーズに出会ったのは、品川のレストランでの音響改善がきっかけだった。しかし最初から期待していたわけではない。
「コラム式のやつって本当にいい音するの?って、僕自身がずっと疑問だったんですよ。こんな細いんでしょ、って。コラム式のスピーカー自体に全く興味がなかった。」
—DJ TARO氏
さらにElectro-Voiceというブランドへの印象も、学生時代の学園祭PAというイメージが先行していた。半信半疑のまま、EVOLVEで実際に音を聴かせてもらうと——。
「もう本当にびっくりしちゃって。え!?こんな音するの?って。これコラムでしょ!?こういう音感なの!?って。やっぱりコラム式で今まで体感したことがない音だったんです。」
—DJ TARO氏
品川・200席の大空間での確信
EVOLVEを最初に本格導入したのは、都内の大型レストラン(約200席)だった。大空間でPA機材を使うと、どうしても前方に音が偏り、客席前後で音圧差が生まれやすい。しかしEVOLVEは違った。
「EVOLVEを入れたことで、嘘みたいに音が空間を循環する感じで。目の前の席の人にはそれなりの大きさで出てるんですけど、うるさくないんですよ。後ろも前も含めて空間には同じように、ある一定の音が回ってて、結構大きい音で鳴らしてるんだけど、会話の邪魔にはならない。」
—DJ TARO氏
当初はDJイベントの日だけEVOLVEを使う予定だったが、その音を聴いたレストランの社長の判断は即断だった。「普段からこの音にしよう」——平日の通常営業にもEVOLVEが常設されることになった。
EVOLVE 導入店舗(一部)
- 都内の大型レストラン(約200席)
- 都内ミッドタウンエリアのレストラン
- 六本木ヒルズのイタリアンレストラン
- 恵比寿の外資系ステーキハウス
- 都内 大手企業 迎賓・バンケットスペース(詳細非公開)

「没入感とは、周りが気にならないこと」
DJ TARO氏が音響に求めるものは、単なる「大きな音」ではない。隣のテーブルの会話が聞こえてしまう状況ではリラックスできない——それを解決するのが、適切な音量と音の広がりだという。
「周りが気にならないことも、僕は没入感だと思っていて。そこでお酒なりお食事なり、会話で、その楽しい空間を作っていく時に、音楽はどんな手助けができるのか。それを考えた時に、EVOLVEがバッチリだったんです。」
—DJ TARO氏
「これ以外の選択肢が、今の僕にはない」
——EVOLVEを選ぶ理由
なぜEVOLVEなのか
複数の現場でEVOLVEを使い続けるDJ TARO氏に「なぜEVOLVEなのか」と問うと、答えは明確だった。
「ほとんどノーチューニングで行けるとか、置くスペースによってある程度自分のイメージした通りが出てくれるとか。あとは音量を下げても貧弱な音にならない。スピーカーによっては音を下げるとシャリシャリになっちゃって全く違う音になるんですけど、EVOLVEはそこがすごくて。」
—DJ TARO氏
レストランでのウーファーの必要性についても、独自の視点がある。
「ウーファーをレストランに入れるっていうと、いやいやそんなディスコじゃないからいらないよ、って言われるんですよ。違うんですよ。その空間のホワイトノイズがあったりとか、人がリラックスできない音のトーンを落ち着かせるためにレストランにウーファーが実は必要で、EVOLVEだとその合わせがちょうどいいんです。」
—DJ TARO氏
デザインが、扉を開ける
音質だけでなく、見た目がレストランへの導入を後押しするケースもある。ある企業の経営者がニューヨークのレストランを視察した際、偶然EVOLVEが設置された店に出会ったという。
「EVOLVEの音テストに社長が参加した際に「NYのレストランでもこれを見たよ。コラム部分が少しシェイプしててデザインもいいけど音もいいよね。」となり即決でした。」
—DJ TARO氏

飲食店オーナーへ——既存の音響を”置き換える”のではなく”加える”
DJ TARO氏は飲食店へのアドバイスとして「既存スピーカーとの併用」を推奨する。
「今のお店についてるスピーカーを全部いらないかって言ってしまうと、その時の使用用途によると思うんですよ。レストランとかバーとかで、BGMじゃなくてライブっぽい空気感を与えたいんであれば、EVOLVEという選択肢がすごくいいと思う。でも既存のものも残しつつ組み合わせた方がいい。時間帯で表情を変えることができるから。」
—DJ TARO氏
DJ TARO氏が語る EVOLVE の優位性
- 音量を絞っても低域が痩せない——レストランの音量帯域でも音楽性が保たれる
- ほぼノーチューニングで空間に馴染む——設置後すぐに使える即戦力
- 音が空間を循環する——前後席の音圧差が少なく、会話と共存できる
- スタイリッシュなデザイン——高級レストランのインテリアを壊さない
- プリセット機能が実用的——クラブ系からアコースティックまでシーンで切り替え可能

富士スピードウェイ、そして次の現場へ
——EVOLVEの可能性はまだ続く
現在DJ TARO氏は、国内有数のモータースポーツ施設の展示スペースやホテルへのEVOLVE導入も視野に入れている。歴史的な車両が展示される空間で、当時の実況音声をよりドラマティックに届けるための音響設計だ。
「やっぱり臨場感を作りたいなと思って。そこにもEVOLVEを置いとこうと思っています。」
—DJ TARO氏
「なぜそんなにEVOLVEなんですか、って別の業者に言われるんですよ。お店のスペースやレイアウト的には悩む部分もあったりしますが、このレストランエンターテインメントの一環で設置までの時間・配置・音の効果、いろんなことを考えた時に、これが僕の中でベストの選択肢で、きちんとこれで結果を出してるので、だからですよと。」
—DJ TARO氏
百聞は一聴に如かず——DJ TARO氏が体感し、確信を得た音の力は、次々と新しい空間を変えていく。

「音楽って、お店においては目に見えないインテリアだと僕は思っているんです。」
— DJ TARO氏(J-WAVE ナビゲーター / DJ / レストランBGMプランナー)